No.53 正解のない時代を生き抜く力を育てる。県内教員が集結した「ケースメソッド研修会」を開催!
みなさん、こんにちは!
定期考査が進む中、福商では先生たちも未来の授業づくりに向けて熱く学んでいます。
7月3日、本校を会場に「ケースメソッド研修会」を開催しました。福井県内の商業科教員に加え、本校普通科教員も加わり、計28名の教員が予定時間を忘れるほどの熱気に包まれた時間を過ごしました。
講師にお迎えしたのは、元愛知県の商業高校校長を歴任され、現在名古屋商科大学にいらっしゃる川口宗泰先生です。愛知県の商業高校での先進的な実践エピソードを交えながら、これからの教育に不可欠な視点をたくさんお話しいただきました。
「ケースメソッド」とは、ビジネスの現場などで実際に起きた具体的な事例(ケース)を教材に、参加者が「自分ならどうするか」を徹底的に議論し、思考を深めていく学習手法です。
これからの時代は、教科書の知識を暗記するだけでは太刀打ちできない「正解のない問い」で溢れています。だからこそ、生徒たちが自ら課題を発見し、他者と協働しながら最適解を導き出す「思考力・判断力・表現力」を育てるために、この手法が今、強く求められているのです。
研修では、私たち教員が実際に生徒の立場になって、身近な「スターバックス」の話題をテーマにしたケースメソッドを体験しました。
始まった当初は、教室全体に少し硬い空気が流れ、発言を促されてもなかなか手が挙がらない状態でした。しかし、川口先生の絶妙なファシリテーションと、スターバックスという身近かつ奥深いテーマの魅力に引き込まれるうちに、教員たちの目の色が変わっていきました。
互いの意見がぶつかり合い、議論が深まるにつれて熱気が最高潮に達し、最後の方には教員たちからどんどん手が挙がる状態に!まさに「主体的、対話的で深い学び」の楽しさを、教員自身が肌で実感した瞬間でした。
今回の研修には、本校の枠を超えた二つの大きなアプローチがありました。本校だけでこの学びを留めるのではなく、福井県全体の商業教育の質を底上げしたいという強い想いがあるからです。地域の担い手を育てる商業教育が手を取り合い、横のつながりを強化することで、福井全体の高校生に質の高い学びを届けることができます。ケースメソッドが目指す「自ら考え、多様な意見を認め合いながら納得解を見つける力」は、商業という枠組みを超えて、これからのすべての教育に共通して求められる汎用的なスキルです。教科の壁を越えた学びのイノベーションを始めなくてはならないと感じています。
今回の研修を通して、参加した先生方からは「授業の見方がガラリと変わった」「早く生徒たちとこのスタイルで議論してみたい」という前向きな声が溢れていました。教員自らがワクワクしながら学び、変化を楽しんでいる姿こそが、生徒たちの主体性を引き出す最大のスパイスになります。
お忙しい中、遠方より福井の教育のために情熱的なご指導をくださいました川口宗泰先生、そして共に汗を流した県内の先生方、本当にありがとうございました。今日得た熱量をそれぞれの教室へと持ち帰り、生徒たちの輝く未来をチーム福商、そしてチーム福井でプロデュースしていきましょう!




