No.51 「想いを音に、感謝を心に」――50人の絆で挑む、吹奏楽部部長の覚悟と成長
みなさん、こんにちは!夏の足音が近づくこの季節、本校は定期考査の真っ只中です。そのような中、現在50名という大所帯を率いる吹奏楽部部長に、部活動にかける熱い想いや自身の成長について、考査1日目を終えた中で話を聞きました。
今年の吹奏楽部が掲げる目標は、「4年連続となる東日本大会への出場、そして金賞受賞」です。東日本大会は、小編成の吹奏楽において事実上の全国大会とも言える、最高峰のステージ。先輩たちが築いた伝統を受け継ぎ、さらにその上を目指そうと、日々妥協のない練習を重ねています。そんな部を支えているのが、「想いを音に、感謝を心に」というモットーです。部長は「演奏している私たち自身も、そして聴いてくださっている皆さんも、ともに心から感動できる演奏がしたい。そのために、一音一音にどんな想いを込めるかを常々心がけています」と語ってくれました。
実際、先月開催された「福商祭」のステージで披露された素晴らしい演奏は、まさにこのモットーが体現されたものでした。一音一音に熱い想いを乗せた圧巻のパフォーマンスは、会場に駆けつけてくださった多くの同窓生の皆様に大きな感動と喜びを与え、「深く心を揺さぶられた」「現役生のパワーに元気をもらった」と、大変温かい称賛の声をいただきました。聴いてくださる方々と心を通わせ、ともに感動を分かち合ったこの成功体験が、今の部員たちの大きな自信と原動力になっています。しかし、高い目標へ向かう道のりには、大きな試練もあります 。コンクールメンバーとしてステージに立てるのは「30人まで」と決まっているため、50人の部員の中から、学年に関係なく出られない人がどうしても出てしまいます。
「選ばれてステージに立つ側も、サポートに回る側も、どちらにとっても本当に心にくるものがあります」と部長は胸の内を明かしてくれました。それでも、部員たちはモットーのもと、その現実をすべて受け入れてひたむきに取り組んでいます。出られない仲間の想いも一緒に音に込めるからこそ、彼女たちの音楽は聴く人の心を打つのです。
50人の部員をまとめ、思いを一つにすることは簡単ではありません。さらに「4年連続」「金賞」という重圧が常にのしかかります。部長は「いつも本当に大変だな、どうすれば思いを一つにできるんだろうと悩んでいます」と本音を漏らしつつも、その大きな壁に向き合う中で、見違えるほどの成長を遂げていました。
「部長を引き受けたことで、強い責任感やリーダーシップが身につきました。また、きつい言葉をぶつけるだけでは部員はついてこないと気づき、言葉遣いにも気を配るようになりました」この経験は、これからの人生、そして直近の受験や面接においても、自信を持って語れる一生ものの財産になるはずです。
葛藤を乗り越え、感謝を胸に奏でられる吹奏楽部の音楽は、単なる技術を超えた「心の響き」となって、聴く人の心を震わせるに違いありません。
部長を中心に、50人の心が一つになったとき、どんな素晴らしいステージが待っているのか、今から楽しみでなりません。最高の未来へ向かって、チーム福商一丸となって吹奏楽部の挑戦を全力で応援していきましょう!


