No.20 プロの舞台で輝いた笑顔と、揺るぎなき「人づくり」の結晶 ―― チアリーダー部JETS主将との対話
5月13日、福井県営球場が大きな熱気に包まれたプロ野球・巨人対広島戦。その華やかな舞台の裏側で、本校チアリーダー部「JETS」の生徒たちが、一生忘れることのできない貴重な経験を重ねていました。ジャイアンツ公式チアパフォーマー「ヴィーナス」との夢のコラボレーションです。実はヴィーナスにはJETSの卒業生が所属しており、「ぜひ現役の熱いお膝元である福井で一緒に」という先輩の呼びかけから、この特別な共演が実現しました。
試合前、スタジアムを埋め尽くす大観衆を前に、先輩たちとともにグラウンドへ飛び出したJETSのメンバー。主将の樋口さんは「たくさんの観客の皆様一人ひとりに、元気と笑顔、そして応援する心を届けたいという一心で、全力で表現しました」と、その瞬間の興奮を語ってくれました。また、第一線で活躍するプロのオーラ、立ち振る舞いの美しさ、そして徹底されたプロ意識を間近で肌に感じられたことは、技術以上の大きな学びとなったようです。
JETSが日頃から掲げているモットーは、「明るく素直に美しく」。そして、部活動における3年間の最終ゴールは、ダンスの技術向上だけではなく、徹底した「人づくり」にあります。「心が変われば行動が変わり、それがダンスの輝きに直結する」という教えのもと、樋口さん自身もこの3年間で内面に劇的な変化があったと話してくれました。かつては自分のことで精一杯だった彼女が、今では自然と周囲の仲間を気にかけ、一人ひとりと深く向き合えるようになったと言います。「ダンスは一人では絶対に完成しません。一人ひとりが自分の役割を全うして初めてチームが一つになる。だからこそ、相手とも、そして自分自身とも言葉を交わし、対話することが何より大切なんです」
その言葉通り、今の彼女の思考は実に前向きで、力強さに満ちています。「やってみないと分からないのだから、最初から『無理だ』と悩む必要はない」と気づいてからは、無駄な心配をすることがなくなったそうです。常に明確なゴールをイメージし、そこから逆算して「今すべきこと」に集中する。メンバーや顧問の先生との対話を重ねる中で培われたその芯の強さは、ダンスの時にも表れています。JETSのダンスは、お互いに合わせようと横を見るのではなく、全員がまっすぐ前を見据えて踊ります。それは、一人ひとりが自立し、いい意味で「他人に過度に合わせる(同調する)」必要がないほど、固い信頼で結ばれている証拠です。
内面も行動も、文字通り「明るく素直に美しく」進化を遂げたJETSのメンバーたち。彼女たちが次に見据えるのは、出場する「四つの大会すべてでのチャンピオン」という高い目標です。心身ともに一回り大きく成長した彼女たちなら、きっとそのすべての舞台で、観客を魅了する最高の笑顔を咲かせてくれると確信しています。今後とも、JETSの挑戦に温かいご声援をよろしくお願いいたします。



