No.17 「5人のリーダー」が描く新しい勝利のカタチ ―― サッカー部主将たちとの対話

初夏の風が吹き抜けるグラウンドで、今、サッカー部が熱い変革の時を迎えています。5月11日昼休み、チームを牽引する5人のキャプテンたちと対話しました。3年生の小松さん、山田さん、佐藤さん。そして2年生の水谷さん、西村さん。
なぜ「5人」なのか?彼らとの会話から、新しいチームづくりのヒントが見えてきました。通常、主将は1人というチームが多い中、本校サッカー部はあえて5人体制を敷いています。そのメリットを尋ねると、彼らは力強く答えてくれました。
「1人では目が行き届かない部分も、5人で分担することで質の高い運営ができています」と。
彼らの役割分担は非常に明確です。「練習の統括・まとめ」「チーム全体の運営・管理」「1・2年生の指導、および主力の補佐」学年の枠を超えて責任を分担し、礼儀や私生活の面でも互いに律し合う。この「分散型リーダーシップ」が、チーム全体に心地よい緊張感と安心感をもたらしているようです。
今年のチームカラーを一言で表すなら、「フラットなコミュニケーション」。学年に関係なく意見を言い合える風通しの良さがあり、それが個々の能力を最大限に引き出す土壌になっています。「昨年よりも個の力は上がっている」と、彼ら自身も手応えを感じている様子でした。その良い影響は、4月に入部した1年生にも及んでいます。入部から1か月、最初は不慣れだった準備や練習の段取りも、今ではミスが劇的に減り、チームの歯車として立派に機能し始めています。
現在のチーム状況は、リーグ戦6試合を終えて5勝1敗。非常に良い滑り出しを見せています。しかし、彼らの視線はもっと高い場所にあります。今後の目標を尋ねると、迷いのない答えが返ってきました。「インターハイ予選での優勝」「全国大会での初戦突破(1勝)」
「今の自分たちなら行ける」という自信と、それを支える日々の努力。5人のキャプテンがそれぞれの役割を全うし、全部員が同じ方向を向いて突き進む姿に、私も大きな力をもらいました。
サッカーというスポーツは、ピッチの上で瞬時に判断を下し続ける「自立」のスポーツです。5人のリーダーを中心に、自分たちで考え、高め合う今のサッカー部のスタイルは、まさにこれからの時代に求められるリーダーシップの形ではないでしょうか。インターハイ予選はすぐそこです。皆様、ぜひ熱い声援をよろしくお願いします!