No.48 万が一の備えを日常に!避難訓練で見えた成果と次への課題

先日、本校にて全校生徒・教職員を対象とした避難訓練を実施しました。災害はいつ、どこで襲ってくるか分かりません。だからこそ、「いざ」という時に全員が迷わず自分の命を守り、安全に行動できるよう、定期的な訓練を行うことは学校にとって極めて重要な行事です。

今回の訓練は、「6限の授業終了目前、1階の調理室付近から火災が発生した」という、非常にリアルな想定で行われました。授業が終わる直前という、少し気が緩みがちになるタイミングだからこそ、本当の緊急事態に近い緊張感を持って臨む必要があります。

火災発生のアナウンスが響くと、生徒たちは先生の指示にしっかりと耳を傾け、ハンカチで口を覆いながら、速やかに体育館への避難を開始しました。(天候が雨だったため、場所をグラウンドから体育館に変更)

避難完了後、当日お越しいただいた消防署の係官の方から、大変貴重な講評をいただきました。

「非常に迅速、かつ正確な避難ができていました」

福商生のきびきびとした行動に対して、お褒めの言葉をいただくことができました。全員が真剣に「命を守る訓練」の本質を理解し、集中して動けた証拠であり、とても頼もしく感じました。しかし、訓練は「無事に集まれて良かった」で終わりではありません。消防署の方からは、高い評価をいただいた一方で、「さらに安全性を高めるための次回への課題」もあわせていただきました。実際の災害時には、行く手を阻む煙や、予期せぬパニックなど、想定以上の困難が待ち受けています。今回いただいた課題をしっかりと持ち帰り、次回の訓練、そして日頃の防災体制へと活かしていきます。

私がいつも強く思っているのは、「訓練のための訓練」にしてはならないということです。「どうせ練習だから」と1人でも油断していれば、実際の災害時にはそれが全員を巻き込む大きなリスクに変わってしまいます。日常の訓練で100点満点の行動ができて初めて、本番の緊急事態で命を守る正しい行動がとれるのです。

今回の訓練を通じて、生徒のみなさんが「自分の命、そして仲間の命を守る」という意識を、さらに一歩深めてくれたことを願っています。

お忙しい中、来校し丁寧にご指導をくださった消防署の皆様、本当にありがとうございました。これからも、生徒全員が安心して学校生活を送れる安全な環境づくりに取り組んでまいります!