No.19 最後の一本まで、自分を信じ抜く――男女卓球部、さらなる高みへの挑戦
5月13日の昼休み、男女卓球部それぞれの主将を務める石丸さんと森國さんと対話する時間を作りました。卓球台を挟んで対峙する競技の特性上、彼らの言葉からは「一瞬の集中力」と「自分を律する強さ」が共通して伝わってきました。
男子卓球部は、現在3年生と2年生が中心となってチームを構成しています。昨年のインターハイでは団体ベスト16という輝かしい成績を収めましたが、石丸主将が見据えているのはその先、全国団体ベスト8というさらに高い壁です。その壁を越えるため、今のチームが取り組んでいるのは「思考する練習」です。ただ球を打つのではなく、一人ひとりが一つひとつの練習に明確な目的を持ち、考えながら取り組む。特に、技術はありながらも接戦で勝ちきれないという課題を克服するため、練習の最後の一本まで集中を切らさず、一球たりとも無駄なボールを打たないという徹底した姿勢で日々の練習に励んでいると話してくれました。
一方、女子卓球部も同じく全国団体ベスト8、そして北信越大会での優勝という大きな目標を掲げています。森國主将が率いるチームは、1年生から3年生まで非常に仲が良いのが自慢ですが、いざ練習を始めればお互いに心地よい緊張感を保ち、高め合える関係を築いています。彼女たちが大切にしているのは「チームの雰囲気」です。誰か一人の頑張りに頼るのではなく、全員が意識的に声を出し、暗くなりがちな場面でも盛り上げていけるような空気感を自分たちで作ろうと努力しています。強豪校との対戦で、あと一歩のところで弱気になってしまう自分たちを打ち破るため、日頃から「試合で出せるプレー」を意識して自分を追い込んでいるという言葉が印象的でした。
男女ともに、共通して語られたのは「心のコントロール」の難しさと重要性でした。どれほど高い技術を磨いても、最後の勝負を分けるのは、自分のできるプレーを信じ抜けるかどうか。最後の一本まで集中し切る男子、そして仲間と鼓舞し合いながら弱気を跳ね返す女子。形は違うけれども、切磋琢磨しながら同じ高みを目指す二人の主将の目には、迷いのない意志が宿っていました。一球に込める思いの強さが、夏の結果を引き寄せる。その一歩一歩を、私も全力で応援していきたいと思います。


