No.25 制限を越える「独自の団結力」と、コートに響く「福商の明るさ」――バドミントン部男女主将の決意
今週末に迫った春季高校総体を前に、バドミントン部の主将を務める橋本さん(男子)と伊藤さん(女子)の二人と対話しました。校長室にやってきた二人はとにかく前向きでポジティブ。話しているこちらがたくさんのエネルギーをもらう、はつらつとした笑顔が印象的でした。
今回の大会に向けての目標を尋ねると、男女ともに「団体戦ベスト8、そして個人戦でもベスト16に食い込むこと」と力強い答えが返ってきました。今回からは団体戦で5位から8位のシード決めも行われるとのことで、「確実に8シードを勝ち取りたい」と並々ならぬ闘志を燃やしています。
一方で、国際ルールが来年度から変わるということで今年度大会から「21点3ゲーム制」から「15点3ゲーム制」への移行という大きなルール変更があります。「初めから積極的に点を取りにいかないとすぐに試合が終わってしまう」「ミスによる失点の重みがこれまで以上。正直、やりづらさはあります」と、戦術的な難しさを率直に語ってくれました。さらに、部員数が多く全員分のコートが足りないという環境面の課題もあります。しかし彼らは、シャトルを打つコート内の練習と、外でのトレーニングを賢く分けるなど、知恵を絞って練習内容を工夫し、限られた条件を乗り越えてきました。
そうした環境の中の部活動を通じて、男子主将の橋本くんは「気持ちの強さと冷静さ、そして何より根性が育った」と自身の成長を振り返ります。勝つ状態を維持し続ける長時間の孤独な闘いの中で、主将として後輩へ的確な指示を出すうちに視野が広がり、自分自身を見つめ直す最高のきっかけになったと言います。そんな男子の姿勢を、女子主将の伊藤さんも「男子は本当に努力家が多いよね、って女子部員の間でもよく話しているんです」とリスペクトの眼差しを向けます。
その伊藤さんが何より大切にしているのは、バドミントン特有の「チームワーク」です。コートに立てば個人競技ですが、一歩離れれば全員で戦う団体戦。「一般的なチームスポーツのそれとは少し違い、お互いに切磋琢磨しながら、頑張るべき瞬間にしっかり全員で頑張るという“独自の団結力”が必要なんです」と語ってくれました。主将になって人脈も広がり、嬉しい経験がたくさんできたのは、外部の方からもよく褒められるという「福商の明るさ」があったからこそ。この素晴らしい伝統を、ぜひ後輩たちにも繋いでいきたいと目を輝かせていました。
制限を工夫で乗り越え、変革を恐れずに突き進むバドミントン部。培ってきた強い心と最高のチームワークで、週末の舞台で持てるすべての力を出し切ってほしいと思います。皆様、コートへ届くほどの熱い応援をよろしくお願いいたします!


