No.26 高さを知性で凌駕する――女子バレー部主将が語る「粘りと守り」のコンビバレー

春高バレー、そしてインターハイという最高峰の舞台を目指し、日々コートで汗を流す女子バレーボール部。現在18人の部員を率いる主将の太田さんと対話しました。彼女の言葉からは、強豪校が持つ「高さ」という圧倒的な壁に対して、決して怯むことなく、知性とチームワークで打ち破ろうとする強い覚悟が伝わってきました。

彼女たちが今、必死に作り上げているのは緻密な「コンビバレー」です。自分たちより身長の高いチームに勝ちきるため、まずは土台となる守備の精度を徹底的に磨き上げています。その上で、セッターとスパイカーのコンビネーションの強化、スパイカー個々の攻撃力アップ、さらには相手のブロックを翻弄する「間(ま)を作った攻撃」など、多彩な戦術に磨きをかけています。

太田さんは、チームの持ち味を「守り、粘り、賢いバレー」と表現します。「ただ力任せに打つのではなく、常に相手コートを見て、空いているスペースを冷静に狙う。いつボールから目を切り、いつ相手の陣形を見るか。どこにボールを落とすか。そうした一瞬の判断力を、日々の練習から全員で意識しています」

この極限の集中力が求められるコートの中で、彼女が部活動で学んでいるのは「嫌なことや辛いことがあっても絶対に逃げないこと」でした。主将という重責を担う彼女の役割は、自らのプレーの追求だけに留まりません。下級生たちの繊細なメンタル面のケア、心に届く言葉の伝え方、さらには規律ある私生活面の指導にまで及びます。集団を引っ張る人間としての底力が、この部活動を通じて確実に養われているのを感じ、深く感銘を受けました。

高さに屈しない、泥臭い粘りとクレバーな戦略。そして、苦難から逃げずに人間性を磨き続ける18人の絆。彼女たちが目指す夢の舞台への軌跡は、観る者の心を震わせる最高のドラマになるはずです。皆様、進化した女子バレーボール部の熱い闘いに、どうぞ大きなご声援をお願いいたします!