全国商業高等学校協会主催 マレーシア研修に参加して

2年B組  道幸亜胡

私がこの研修に応募した理由は、もともと英語に興味があり、海外の文化や雰囲気に憧れもあり、自分の英語を本場で使ってみたいと思ったからです。また、この研修は経済的にも参加しやすく、高校生のうちに海外の価値観に直接触れられる貴重な機会だと思い、参加を決めました。

研修では、JICAマレーシア事務所を訪問したほか、現地の学校や大学で交流を行いました。英語を使って会計の模擬授業に参加し、フィールドワークでは、自分たちで行き先を決めて調査を行いました。また、いくつか観光地を見学し、現地の文化や多様性を学びました。

多宗教国家であるマレーシアを訪れ、これまであまり関心のなかった宗教にも強い興味を持つようになりました。特にイスラム教に触れる機会が多く、お祈り部屋があったり、イスラム教徒が入れない場所があったりと、宗教が人々の生活に自然に根付いている様子が印象的でした。

この研修を通して、私は「外国人として扱われ少数派になる」という貴重な体験をすることができました。慣れない環境での生活は不安も多く、思うように言葉が通じなかったり、文化の違いに戸惑ったりすることもありました。しかし、その大変さを実際に感じたからこそ、日本で少数派として暮らす人達の苦労を少し理解できたと思います。特に、日本で生活するムスリムの方達が、食事や礼拝など日常の中でどれほど気をつかっているのかを考えるようになりました。

今回の経験を通して、日本がまだ多様な社会になりきれていないことも実感しました。だからこそ少数派になって感じたことや見えてきた課題をまわりに伝え、多様性への理解を広げていくことが自分の役割だと考えています。

全国各地から集まった15人の同級生とマレーシアへ行けたことは、かけがえのない経験でした。出会ったすべての人や出来事に心から感謝し、学びを活かしてこれからもさまざまなことに積極的に挑戦していきたいです。